オーディオ
MDR-EX300SLの正規品と模倣品 †
概要 †
経緯 †
- ソニー製ウォークマンNW-S640付属のイヤホンMDR-EX0300がもうひとつ欲しくなる
- 市販モデルの同等品と言われているMDR-EX300SLが格安で販売されていたので購入
- しかし届いた商品の品質や音質が悪く模倣品ではないかと感じる
- そこで思い切って大手家電量販店にてメーカー希望小売価格と近い値段で購入し、比較をしてみることに
- 正規品は大手家電販売店にて4000円ぐらいで購入
- 模倣品は某通信販売サイトにて2000円ぐらいで購入
比較写真とレビュー †
- ※(基本的に)写真に写ってる左側が正規品、右側が模倣品
- ※ロットの違いによりパッケージ及び内容物に差が出る可能性はあり得る
パッケージ表 †
- まずぱっと見では正規品と模倣品との判別がつかない
- ちなみに「ハイブリッドイヤーピース」と書かれているシールの印字内容の差はロットの違いと思われるが、模倣品のシールは印刷が汚い
- 印刷に使用されている黒色が、正規品は若干灰色に近い
- 印字が正規品はやわらかい(ぼやけた)感じで、模倣品はシャープ
パッケージ裏 †
パッケージ開封(正規品) †
- パッケージに丁寧に開封手順が印字されており、正規品は
- となっている
パッケージ開封(模倣品) †
- 対して模造品はシールが貼り付けてあるだけで、
- となっている
パッケージ開封比較 †
キャリングポーチ †
- 正規品の入れ口の縫い目は台形のようになっているのに対し、模倣品は長方形で縫い方が雑
パッケージ内部 †
- 些細な差ではあるが、ハイブリッドイヤーピースの入れ方が表裏逆
延長コード †
延長コードのオス †
- 正規品は樹脂部分が丸みを帯びているが、模倣品は角ばっている
延長コードのメス †
左右を判別する突起 †
- 正規品は小さな突起がついているが、模倣品は金型の精度が悪いせいか金属パーツのエッジが丸みを帯び、突起がなだらかになっている
保証書のたたみ方 †
- 正規品は短辺を先に折っているが、模倣品は長辺を先に折っている
保証書の印字 †
その他感じたこと †
- 正規品に比べ模倣品は…
- イヤーチップがやや硬い
- イヤーチップの二色の樹脂の境目が着色ミス(!?)してる
- コード皮膜の質が若干良くない
- 取り扱い説明書が最初から汚れてる
- 外箱のつくり(採寸)が悪く未開封の時点で既に膨れてる
視聴レビュー †
※客観的に比較するデータを示せないので参考程度
- MDR-EX0300と模倣品(と思われる)MDR-EX300SLを聞き比べしたときに、模倣品に感じた点は以下のとおり
- 模倣品のほうは音場が狭い
- 高音の抜けが悪い、こもっている
- そしてMDR-EX0300と正規品MDR-EX300SLとの音質に差は感じられなかった
結論/思ったこと †
- 安いものには理由がある
- 「MDR-EX300SL 偽物」で検索をかけると、複数件レビューしている記事がみつかり、中にはエージングで音が良くなった、抜けが改善されたとあるが、それはたぶん気のせい
- そもそもエージングで劇的に音が変わるとは思わないが、あまりに衝撃的な音だったのでエージング用音源や普段聞く音楽等で100時間ほど慣らしをしてみた。が、全く変わらず。
- ただ、数百円で売っているイヤホンやスマートフォン付属のイヤホンとの比較では、模倣品のほうがマシな音が出ていた。でも所詮模倣品の音質。
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